この家の庭をいじり始めてもう4年近くになるけれど、あまり庭の管理がうまいなと思ったことはなかった。すっきりとまとまった菜園にしようという目標があるのに、それらしくできない。
草引きはきれいに取り尽くそうとまでは思えないのであちこちに残る、畝を立てるのも「ちょっとこのへんに植える目印があればいいだろう」くらいの気分でやるから中途半端。かといって、全く放っておきたいわけではなく、中途半端な草引き、畝立てをやり続け、それなりに野菜を植え続け、それなりに収穫はあるにも関わらず、「ちゃんとできないのがいやー!」と思うことがあった。
そんな庭が好きになって来たのはこの春のこと。庭で勝手に生えてくる食べれる野菜の種類が増えていたことに気づいたのがきっかけだった。どうやら中途半端が功を奏したようで、毎年種を落としたり、根っこが残ってたりでいろいろ生えてくるようになったようだ。
そんな食べれる植物は今のところ以下の14種類。
ヨモギ、ユキノシタ、フキ、フキノトウ、スギナ、しそ、赤紫蘇、ルッコラ、どくだみ、ローズマリー、レモンバーム、ペッパーミント、じゃがいも、ツワブキ。(4年前生えていたことをに思い出せるのはこのうち7種類)
雑草も多いしどれが意図して植えたものなのかわかりにくい。雑誌や本で紹介される菜園とはかなり違う。でも、比較的ゆるやかなていれでは、一度植えた草花が次の年生えてきたり、生えてこなくてそわそわしたり、そんなことを楽しむことができる。思い返すと実は、種を落とすまではほとんど枯れてても抜かないようにしたりしていたていた。それじゃ、すっきりした菜園ができないのはあたりまえだ。でも、こういう庭でいい、このやり方がいいと納得がいってきた。
おまけ
本日引っこ抜いたというか掘りあげた木の根っこです。長いこと放置していた切り株を抜いて、冬になったらここにぶどうを植えようと思いました。
逆さにしたらオブジェみたいです。