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【絵日記#190】ジーンズの厚み

自立するジーンズ。

ジーンズがいつできたか、どんな風に発展してきたか、そんなことを書いてある「完本ブルージーンズ」 (出石尚三著)という本を読んでいる。

第二次世界大戦中、アメリカにおいて製品作りに関して戦時製品監督局の規制があったそうだが、、ジーンズに関しては、生地の節約のためにズボンの太さを制限したり、おしりのポケットのステッチに糸を使うことは不要だとされたりした。

更に、リーバイス社は生地をもっと薄いものにするようにとも求められたけれど、

しかしそれは実際に着用し、労働することになったら、破れやすい。これでは逆効果というものではないか。(pp148)

と、この規制をかけることに反対し、この説得に成功したそうだ。
生地はなんと薄くなるどころか今までよりも重いものになったというからびっくり。

確かに、節約、節約と切り詰めてると、そもそも用を足せてなかったり、なんか使いにくかったりってことは何度も経験している。

リーバイスはいろんな制限に応じだようだけれど、丈夫な作業着というジーンズの核になる部分が揺らいでしまうと、ここだけは譲らなかったのかなと思いました。なんかそういうのはかっこええなと思います。


今のジーンズは60年前のもっと労働が過酷であった時と比べると全体的に薄くなっているけど、以前ジーンズ・刺し子ワークショップをした時に、昔のジーンズは脱いでもその形のまま立っていたくらい固かったと聞いたことがあります。

そんな、ジーンズ一度見てみたいです。




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