京都三条通にある菊一文字という刃物屋さんで糸切りばさみを買ってきた。買ったのは長さ10センチほどの和鋏で4,750円のもの。鋏にそんなにお金を掛けたのは初めて。
お店には大きさや形などの違う何種類もの和鋏があった。それに同じように見えても値段が違うものもある。眺めているとお店の人が来ていろいろ教えてくれた。まず値段の差は使われる金属の種類で変わるらしい。高いもののほうが頻繁に使っても研ぐ頻度が少なくてすむ。これは、他の包丁なども同じだそうだ。だいたい値段は2,000円から9,000円ほどのものがあったが、割とよく使うので4,750円のものにした。月に1度、ボタンをつけるくらいなら安いもので十分とのこと。
後は形の違い。まずは刃の長さ。布を裁つのにも使うのなら長めのものがいいらしいが、ほとんど切らないので短いものにした。全体の大きさにも何種類かあったが、これは布を用意してくれ実際に切らしてもらい持ちやすい105ミリのものにした。これがだいたい標準だそうだ。ちなみに小さいほうが安い。もう一つは持ち手にビニールが巻いてある物とそうでないものがあった。これも好みで持ちやすい方をと言われたので、使ってみて巻いてない方に決めた。
買ってきてさっそく家で使ってみた。糸をパチンと切る音が心地いい。今まで裁ちばさみで糸まで切っていたので断然切りやすい。これから使っていくのが楽しみだ。