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ていれとつくろい、終了しました。
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#127 コンクリゴミ箱の魅力

この間行った国立民族学博物館の今和次郎の展示で知った「超日常観察記」という本にコンクリートのゴミ箱についての記述があった。私にとってコンクリートのゴミ箱はどういうわけか魅力的なもので、その記事を読んでいた。

小さい時にはその箱はとても気になる存在だったけど、それがゴミ箱だと知るのはかなり経ってからだった。よく知っている他のゴミ箱とはあまりにも形も素材も違う。もうそれを実際に使っていた家も少なかったようだから、使うものという認識もなく遺跡のようにも見えた。

あまりコンクリートのゴミ箱のことを気にすることもなくなったなと「超日常観察記」でゴミ箱が詳細に観察されているのを見て思った。

一見使い勝手の悪そうに見える重たそうでゴタゴタしたものが結構好きなのかもしれないなと思う。コンクリートのゴミ箱に火鉢もそうだが玄関先や庭に転がってるのを見るのは楽しかった。ゴミ箱も火鉢も実家にはなかった。目にするものは植木鉢や棚として使われ本来の用途は残していないからか、その用途を知るのには時間がかかった。なんでそんなものが好きなんだろう。存在感は大きいものたちだけど。
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