夕立が降ったので和蝋燭を出した。半年ぶりの和蝋燭。蝋燭の光はゆらゆら揺れるので見てると疲れてくる。部屋のあちこちに出来た影もゆらゆらする。部屋の角に置かれた一斗缶からの反射がきれいで、いつもより一斗缶の存在感が増している。
和蝋燭のなにが好きなのかよくわからないけど、部屋の雰囲気はガラッと変わる。蛍光灯の点いた部屋にいる時とはやりたいと思うことが変わる。例えば、蝋燭のもとではブログを書きたいとは思わない。今は電気をつけている。
風呂からあがると蝋燭はもう消してあった。部屋の中に燃えた臭いが残っていた。この臭いは大好きだ。