部屋の片付けをして、台所にカウンターのように部屋の真ん中においてあった家具をどかしてしまった。突然部屋が広くなったように見えた。でんぐり返りとかできそに思えてきて、多目的ホールのようだった。
突然だだっ広くなった板の間の部屋には違和感があった。畳だとそこまでは思わなかったかもしれないが、ある程度は物がある方が家っぽいと思ってるんだなと気づいた。置いたほうがその空間を使って何かをしている気になれたりする。初めて一人暮らしをして3畳のへやがまるまる空いたときに、わざわざダンボールで棚を作ってその上に置物を置いたりしていた。
暫くしてそんなもの実は見てないと気づき、棚を除けてしまったら広くなったのでそこにイーゼルを立てて絵を描いたり、寝る場所を移したりしはじめた。
今回もそんなことが起こればいいなと期待している。板の間の広い空間が出来た。今までは場所がなくてできないと思ってしまったことも、広くなったから思い出すこともあるかもしれない。