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ていれとつくろい、終了しました。
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#78 障子は明かりとり

1月23日の日記で障子のことを調べてみようと思うと書いたがやっと調べた。しきり(光琳出版社)という本を図書館で借りてきた。障子だけではなく、組子、屏風、暖簾など住まいを仕切る様々な建具や道具について書かれた本だ。

障子は戸を閉め切り風雨など冬の寒さをしのぎながらも戸外の光を取り込むために使われたらしい。それまでは家の外の内をしきる建具は蔀戸(しとみど)と呼ばれる格子を組んでそこに板を張ったもので、閉めてしまえば部屋の中は暗くなってしまっていた。障子は平安時代に原型ができてから、明治にガラス戸が普及するまで部屋を閉めきりながらも光を部屋に入れる最も有効な手段だったようだ。


障子が断熱をしながらの採光の手段だったなんて思いもよらなかった。障子を閉めると部屋が暗くなるのが嫌で、昼間は閉めたくないものだからだ。生まれた時からガラス戸も強力な照明もあるので、家にいるときはたいていその明るさを求めている。


それでもまだ障子はなくならないし、私もあって欲しいと思う。普段は家の中でも本を読んだり、作業したりすることが多いから明るさを求めるが、光を紙を一枚通した薄暗さも好きなんだ。家では味わえないお寺や神社の薄暗さを心地よく思うこともよくある。
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