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ていれとつくろい、終了しました。
ブログは記録として残しています。

#82 河井寛次郎記念館でしゃんとした


京都わくわくまちあるきツアー@東山」の最後に河井寛次郎記念館に行った。河井寛次郎記念館は彼が住んでいた家を遺族がそのまま記念館にしたものだ。この日は、ツアー前に河井寛次郎のお孫さんで記念館学芸員の鷺珠江(さぎ たまえ)さんの講演もあり河井寛次郎の略歴や制作の遍歴をいろいろなエピソードと共に聞くことができた。

民芸運動のことや彼の詩作のこといくつか印象深い話があったが、その中の一つが河井寛次郎が几帳面だったということだった。少しでも座布団が斜めになっていると、畳の目に合わせて整えたんだという。それがピリピリした感じでもなく、河井寛次郎がいない時でもちょっと背筋がしゃんするようで良かったそうだ。


街歩きの最後に記念館に着くとその話を思い出した。今は記念館なので河井寛次郎が住んでいたころとは様子が違うだろうが、きっちりと置かれた座布団や椅子は「どうぞ座ってゆっくりして行って下さい」と言っているかのようだなと思った。部屋にはいい塩梅に
寛次郎の作品が置いてある。見ていて心地が良い。

私の家にも人が来てくれたらいいなと思った。私もしゃんとさせられたようで家に帰って早速少し掃除をした。
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