大阪に行った帰りに最寄り駅の一つとなりの木幡駅で降り、皮膚科によって帰ってきた。そこからならわざわざ電車に乗るよりも歩いて帰ろうと思った帰り道、旅行気分になっていた。
ここに住んで計1年弱は経ってるのに、家から歩いて20分かからないこの辺りの道を私は通ったことがなかった。住宅街は同じような道並みでどっちにいっていいのかわかりにくい。しかももう暗い。暗がりの坂がちな迷路だ。どうしてだか楽しくなってしまう。
ほとんど迷子になりながらも風景を楽しみながら帰った。ちょっと古い住宅街の道を照らす少し暗めの電球や、すりガラスの扉からもれる玄関の灯り。旅行に行ったときのような高揚感を味わった。