郵便局に行く途中に通った家の駐車場に「ご自由にお持ちください」と書いてあるダンボールの空の箱があった。まさか空の箱を持って行ってもいいということではないだろうから誰かがもう中の物を持っていったんだろう。
そういえば火鉢もそんなふうにして置いてあったものを貰ってきたと聞いた。その火鉢をこの冬は使っていた。それは、あげた側にとっても貰った側にとっても幸せなことだな思う。
できるだけものを捨てたくないので、要らなくならないものを買ったり手に入れたりしたいと思ってるけど、手に入れたものが全てが要らなくならないなんてことは難しいなと思う。年齢や住む場所とともに必要なものは変わってしまう。その時に考えたのが、要らなくなるのは仕方ないこともあるから要らなくなっても誰かに貰ってもらえるようなものを使おうということだった。
この火鉢にもそういった質があったから、今ここで使われているんだなと思った。