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ていれとつくろい、終了しました。
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#27 テレビの評価

前の日に行ったたあつこさんの展示で久々にテレビの話をしたのでテレビのことを考えていた。テレビを見なくなったのは2年ほど前に一人暮らしをはじめたとき。特に嫌いでも好きでもなかったがあったら見るし、疲れてるときはバラエティー番組をぼーっと見たくなることもあった。わざわざ買って見るほどではないと思い、テレビのないまま生活を始めた。

しばらくすると、ニュースに関して意見を言えなくなってきたことに気づいた。人がニュースに対して「それはいい」とか「馬鹿だ」とか言ってるときに、正直言ってわかんないよと思うことが増え始めた。なんで以前は分からないとは思わなかったんだろうと考えたときに、テレビのニュースはだいたい「評価」つきで流れているんだと思った。

例えば「地球が温暖化している」それは「悪い」という流し方だ。だからそれまではニュースそのものを聞いていたのではなく、「地球が温暖化しているのは悪い」という情報を受け取っていたのだった。「地球が温暖化している」だけを聞いたときにそれがいいことなのかなんなのか、本当は私は判断できない。しかし大方そんな風に情報が流れてくるのがテレビだった。ほとんどのことは本当はわかんないんだなと思った。その起こった事自体はすごく断片的でそれがいいとか悪いとか言うためには膨大な他の知識が必要だったんだなと思った。

テレビのことを考えると評価付き、しかもその評価の理由の乏しいの意見をそのまま鵜呑みにしてたんだなと思い出す。ほんとうはばらばらで評価なんてとてもじゃないけどできないようなものを、クルッと包んではいこれは「良いです」これは「悪いです」と言ってしまうもの。それがなくなってわからなくなったときやっぱりちょっと不安だった。だから、それを信じてしまいたかったんだろうなと思う。
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