お知らせ

ていれとつくろい、終了しました。
ブログは記録として残しています。

#4 じれったいおひつ



おひつはじれったい道具だと思った。このじれったさは何だろうと考えてみると、1回使うと次に使えるまでにかかる時間が長いということに思い当たった。ご飯を入れて冷めるまでに数時間かかる。残ったご飯が冷めたらおひつを洗って乾かすのに1−2日かかる。11月だと寒さのせいか
おひつの底の角の辺りは3日ほど濡れていたりもする。乾いたらやっともう一度使えるようになる。

おひつはいつでも使えるものでは全くない。ご飯を朝も昼も夜も炊いて、毎回同じおひつに入れることはできない。そのためには2−3個おひつが必要だ。うちには1つしかない。ご飯を炊く度におひつに入れたくなるけど2回に1回は乾燥中で入れれない。「乾かなかったな」とおひつを見やりながらご飯をそのまま鍋の中に置いておく。乾いてないのにご飯を入れたらそもそもおひつは機能しない。その上おひつが傷む。

おひつを使い始めてしばらくたつと、暖かいご飯でも冷ご飯でもおひつに入れたのと入れてないのでは味が違うのが分かってきた。おひつに入れないと調理が終わっていない感じすらあり、ご飯を炊いたのにおひつが乾いていないと少し苦々しい気分になってしまう。その時にじれったいと思う。
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