お知らせ

ていれとつくろい、終了しました。
ブログは記録として残しています。

#38 麺棒のつや


ここ2、3ヶ月蕎麦打ちを週に2、3回打っている。最近麺棒につやが出てきた。少し頼りなかった白木の肌の色味が変わり光沢が出てきたのを見ると道具を使ったという満足感がある。それにもっと使いたいとも思う。つやのある麺棒は使う前よりも表面がなめらかになってよりスムーズに転がる。最初は麺棒の表面はざらついているので、そこに打粉が引っかかる感じがあったがそういうこともなくなってきた。蕎麦打ちの腕に磨きがかかると同時に道具もにも磨きがかかった。

白木のつやは表面を擦ったり、洗ったり、拭いたりという作業の反復よって作られるようだ。つやが出るまでには道具はそういった反復作業に耐えられないといけないし、使う人がそうやって何度も使いたいと思えるような機能の良さも兼ね備えていないといけない。つやが出ている道具を見るといい道具なんだろうなとは思っていたが、それが道具の耐久性と機能性を象徴しているのだなと思った。
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...