お知らせ

ていれとつくろい、終了しました。
ブログは記録として残しています。

#44 使い惜しみしなくていい

出汁をよく引くようになったのと、ざる蕎麦を頻繁に食べるようになったので竹ざるをよく使う。はじめは白っぽかったざるにツヤが出て茶色が深まりきれいだ。毎日眺めて変化を確認しようとするけど、普段はさほどの変化はない。それでも使う度にじろじろ眺める。

おひつでも鉄瓶でも火鉢でもそうだがいろんな道具をじろじろ眺めるようになった。じろじろ見ると変化が見えてくる。それを見つけて今日の使い方はよかったのかなとか保管の仕方はそれでよかったのかとかあれこれ考える。単に使ったことを確認して嬉しく思うこともある。

道具の変化が嬉しいと思うときその道具は使い惜しみしなくていい道具だとわかる。道具が変化すると即座に「捨てること」や「買換え」に繋がるような気がしていてそれが嫌だった。そうなってくると捨てるの嫌さに道具の使い惜しみをしていた。最近になってようやくそうではない道具の姿が見えてきた。まだまだそうではない道具もたくさん持っているし、性質上使い捨てに近いものもあるができるだけ使うほどに使いやすくなる「育つ道具」を使っていきたい。
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