お知らせ

ていれとつくろい、終了しました。
ブログは記録として残しています。

#52 素材の強さ

道具を手入れしたり繕ったりしながら使っていくにはある程度素材に強さがないといけない。素材に強度がなさすぎて手入れするまでもなく形が崩れ使えなくなっていくものもしばしばある。小学校のときに買ったTシャツが最初の失望だったと思う。着ていくうちにどんどん伸びていき着たくなくなってしまった。そこまであからさまに弱くなくても修理ができないようなものはたくさんある。
大阪吹田市のくるくるプラザでは要らなくなった家具を引きとり修理して販売している。その修理をしている人に話を聞いたところ、最近の家具は一見きれいに見えても修理できないとのことだ。古くて本当に直せるのかなと思うようなものの方が、修理ができることが多く販売にもまわせるとのことだった。新しいものは素材の質が悪いので切ったりヤスリをかけたりなどの修理に耐えられないのだ。一度壊れてしまったら捨てるという前提で作られているとそういうことになるんだろうと思った。
まだまだ私の周りには修理に耐えられないなと思うものがたくさんある。壊れてしまったときに「しまった直せない」と思うのではなく、そこまで考えて買うものを選んでいきたい。
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...